コラムB ”心でっかち”な母

Vol.43 2013年1月12日(土)

  お母さん(義母)は、ある意味、「心でっかち」な方でした。

  「心でっかち」というのは、知識と行動のバランスがとれていない「頭でっかち」のように、心と行動のバランスが
とれなくなってしまっている状態です。心の持ち方さえ変えればすべての問題が解決される、と考える「精神主義」
がその極端な例です。心でっかちは、その結果、たとえば竹やりでアメリカ軍にたちむかうなどといった、とんでも
ない行動を生み出してしまいます。

山岸俊男(2002)『心でっかちな日本人』日本経済新聞社,pp.3

  「心でっかち」ゆえ、お母さんの葛藤や悩みは、おそらく、私が想像する以上に、大きかったのではないかと思い
ます。

   多くの場合、心でっかちは、もっと目立たないかたちで私たちの思考に入り込み、私たちの「現実を見る目」を
微妙に曇らせてしまいます。

山岸俊男(2002)『心でっかちな日本人』日本経済新聞社,pp.4

 「心でっかち」には、愛すべき人物である方が多いように思います。
 とはいえ、「心でっかち」にとっては厳しい時代です。心が、ひいては身が持たない時もある。
 「頭でっかち」の”術”も身につけてほしい。 特に、「心でっかち」な経営者やリーダーの方々は・・・。

 「頭でっかち」というのは、だれでも知っているように、知識や理屈ばかりで行動が伴ってない状態を指す言葉で
す。つまり、具体的な経験(身体)と、抽象的な現実理解(頭)とのあいだのバランスがとれておらず、「現実を無視
した理論」だけで現実を理解しようとする人が、頭でっかちな人です。

山岸俊男(2002)『心でっかちな日本人』日本経済新聞社,pp.3

 頭でっかちな学者先生のアドバイスを、現場の人たちはそのままでは鵜呑みにしようとはしません。この意味で
は、「頭でっかち」が、私たちにそんなに大きな損害を与えることはありません。

山岸俊男(2002)『心でっかちな日本人』日本経済新聞社,pp.3
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 「心でっかち」なお母さんのおかげで、私と妻は結婚に至りました。http://www.kkkiduki.jp/article/14366549.html

 謹んで御礼申し上げます。
 これまでと同様に私たちをお守りください。
 合掌

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