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Vol.71 2015年2月10日
 この組織(会社)は今後どう進めばいい?
   どんな代替案がある?
 どれが現実的で、どれはそうでない? 
 悲観的に考えすぎ?いやいや楽観的すぎ?
 もしかして”ちまちま”している?
 そもそも事実誤認していないか?
 ストーリーとして成り立つ?
 一笑に付されたらどうしよう・・・
 彼(ら)は期待通りのアウトプットを出してくれているだろうか?
 期待通りのアウトプットが出ていないならどうしよう?
 ・・・
 ・・・
 ・・・

 経営に正解などないですよ。

 分かっとるわ!そんなこと!!

 ううう〜、分かっていても(分かっているつもり?)、頭の中に靄(もや)がかかり始める・・・。


困惑 悩み 内省  縮小.jpg

 時間が迫る!!!

急げ 至急 hurry up ハリーアップ  縮小.jpg

 こんな時は、「そうだ京都、行こう(JR東海)」の精神で、、、
 https://www.youtube.com/watch?v=2MQsCGhIrVs

「そうだラジオドラマ、聞こう!」ということで

FMシアター(NHKオーディオドラマ)を聴きました。

http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2014035.html

 かなり、いえ物凄〜く、無理あり?(^_^;; 。

 実は私、FMシアターのファンなんです。
 FMシアターは、私の想像力を広げてくれます。共感のあまりの号泣という涙活
(寺井広樹)を施してくれるなどして深くリラックスさせてくれます。
 涙活 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B6%99%E6%B4%BB
 FMシアターは、
ちょっと大げさに表現すれば、「自分を取り戻してくれる」時
間を私に送り届けてくれます。週一回1時間、単発もの(連続ものではない)、と
いう聴きやすさは私のライフスタイルに合ってもいます。

 今回のドラマでは、思い出の染み込んだ故郷の家を売り払い東京に戻る老女が、その人生にあらためて邂逅する様が描かれていました。
 共に生きた人たちの声、その身を寄せた家、駆け巡った野山・・・。
 人生の終焉を感じるようになると、人は、フラッシュバックのように、あらためて、
それらを聴き、見、味わい、感じるのかもしれません。

 それにしても老女(主人公)は潔い。 
故郷の家に、きっぱりと別れを告げます。

 他界する半年前に母が語った言葉を思い出しました。
 「自分(母)が死んだら家はキレイさっぱりすべて打ち壊せ(さら地にしてしまいな
さい)」。

 私はいまだにあの家を忘れられずにいますが、少しずつでも忘れることができて
いるのは、家が”ない”おかげです。家がもしあのまま”在る”ならば、私の家に係る
思い出に起因する葛藤は今より確実に大きいように思います。

望郷 故郷 子供 夕暮れ   縮小.jpg

  育んだ様々なコト、モノらを、潔く、なくしてしまう。過去を引きずらない。引きずらせ
ない。過去と現在・未来のせめぎ合いの葛藤の渦に巻き込まれない。巻き込ませない。

 組織や個がイノベーションを成功させる上における劇薬的とも言える荒療治です。 この荒療治を組織で実行するためには、「強烈な危機感」と「そこそこ以上の見通
し(ストーリー、シナリオ)」、最低でもこの二つを、リーダーが、そしてごく少数でよ
いので俊英のフォロワーが、その心象に鮮やかに浮かび上がらせることが必須かと。


 今度(2/14放送)のFMシアター(NHK)は、
『もう一度、夫婦で 〜 新婚旅行先の宮崎を再訪する老夫婦。“夫婦の言葉”を取り戻
す旅〜 』 http://www.nhk.or.jp/audio/html_fm/fm2015004.html

 おそらくいろいろ一段落しており、余裕をもって楽しめそうです(^.^)

著書

2023年4月発売 
ダイナミック・ケイパビリティのフレームワーク: 資源ベース再構成の組織能力
http://amazon.jp/dp/4502450316
発行所:中央経済社 
統合的な調査・分析の枠組みに基づき、グローバル・ニッチ・トップ企業のM&Aに係るダイナミック・ケイパビリティの実相を、ミドルマネジメントの観点から探究

著書

2014年9月発売 
仕事の基本(経営コンサルティング・ノウハウ2)
http://amazon.jp/dp/4502114219
発行所:中央経済社 

マネジメントの振り返り(内省/ リフレクション)に役立つ!