【RIETI 独立行政法人 経済産業研究所】
http://www.rieti.go.jp/jp/publications/summary/13110008.html
●ポジティブ心理学を提唱したセリグマンらの研究では、毎晩寝る前に良いことを3つ書くことを1週間継続するだけ
で、その後半年間にわたって、幸福度が向上し、抑うつ度が低下する(うつの症状 が減る)という結果が出た。
●エクササイズの効果を検証した。研究協力者をランダムに2つの群に分け、TGT(Three Good Things)群では、
週に2回以上、3つ良いことを書いてもらい、統制群には、過去の思い出を3つ書いてもらった。
●エクササイズの結果、TGT群の肯定的感情の得点がエクササイズ期間の終了直後に上昇したものの、その1カ
月後には低下し、効果は持続しなかった。他の指標(抑うつ度(うつっぽさ)、生活満足度、楽観度、否定的感
情)は、エクササイズ前後に得点の有意な変化はなかった。
●一般的信頼尺度の得点だけは、TGT群・統制群の双方でエクササイズ後に上昇し、1カ月後も上昇した。