Vol.41 2013年1月1日(火)
2009年10月 義姉 2011年4月 実母 2012年4月 義父
私は、いまだに死というものを受け入れることができません。
死に係る経験や学習が十分でないからでしょうか。
死を間近に垣間見ることがこの数年続き、生ある者がその知識やノウハウ、経験、その他諸々を、次の世代に伝え、繋いでいくことの大事さを感じます。
エリクソンによれば、もしもこの時期※に、世代継承性という課題をクリアできなかったら、そのひとは、中年を境に停滞してしまう。この課題がクリアできると、若い世代の世話(ケア)がしっかりできるという新たな徳が備わるよ
うになる。
金井壽宏、守島基博(2009)「漸成説からみた早期よりのリーダーシップ開発」『組織科学』第43巻第2号,pp.59 ※この時期 → 中年期 木下補足
ばと思います。次世代(他者)のために。組織、社会や国のために。いいえ、利己的に、私自身のためにです。私
自身が前に進む(停滞しない)ためにです。
「なぜ育成しなければならないのですか?」 「そんな時間、私にはありませんよ!」「何の得がありますか!」
問い詰められることが増えました。
実情を知っていればいるほど、答えに窮します。
「育成する人自身の前進」「世話−ケア−という徳の獲得」。
答えなのかもしれません。
きれいごとでしょうか・・・。