Vol.34 2012年8月11日(土)
何年ぶりでしょうか。 ヒューマン・アセスメント研修を受講しました。
自身の能力開発が受講の目的です。
取り巻く環境の変化と相まって、「自身が果たすべき役割や責任が大きく変化する時期にきているのではないか」「その役割や責任を果たす上で、自身の強みや弱みはどう作用するのか(プラスに働くのか、マイナスに働くのか)。あらためて確認、理解すべき時期が訪れているのかも・・・」との直感が働きました。
この直感が受講の動機です。
「無意識のセルフイメージをあらためてじっくり確認してみたい」という思いもありました。
ロールプレイ(部下面接)、インバスケット演習、グループ討議、集団折衝を通じて、直感的に理解した、自身の強みと弱みは、以下のようなものです。
【強み】
1 慎重、ネガティブ、悲観的 → 万全を期す
2 (1と同時に)楽観的 −オプティミスト−
3 的確かつ良識的な判断 −的確、判断、良識的−
4 向上心(学習意欲)
【弱み】
5 表現が回りくどい、婉曲的 −率直さ、ストレートさ−
6 判断の先送り −決断−
7 覚悟が十分でない −覚悟−
8 情報を集め過ぎる
9 人への配慮が十分でない −思いやり、投げやり−
10 (要は、)八方美人的傾向
『その「弱み」を活かして成果を上げることに繋げることができているか?』と自問自答すれば、私の回答はすべてYESです。
上記の「弱み」は、私にとって必ずしも「弱み」ではないようです。
「あともう一歩どうにかしたら強みにもなりえる」という感覚に近いものです。
研修で教えていただいた先生は、弱点や改善点ではなく、”啓発点”という表現をされていました。
「強み」と「弱み」は『コインの表と裏』と言われます。
基本的に両立は難しい。
私はあと一年と半年あまりで50歳になります。
統合、一体化による両立を目指すこととしました。
どちらか一方ではなく、どちらとも状況に応じて臨機応変に使いこなせることを目指そうと思います。
私が一皮むけるポイントは、弱み(強みに近い弱み)に列挙されているものにある。
そう感じます。
『覚悟を決めること』
『リスクテイクすること』
『ストレート(率直)になること・すること』
先生からのフィードバック・レポートにも同様のことが記述されていました。
その道のプロの方からのフィードバックです。
先生は私を観察し、私と同様の思いを感じた。
安堵しています。
組織にとっても、個人にとっても、大きな環境の変化は、これまでの強みを弱みに転化させるリスクを秘めていいます。
弱みを強みに転化させるチャンスも秘めています。
節目や移行期は危機である。でも、危機という漢字を見ればわかるように、節目につきものの危機には、「危険」と「機会」がともに存在する。だから、節目にはイケイケどんどんのままではなく、歩みをしばし止めて、内省する必要がある。淵近く(close to the edge)を走っているときに、危機と知っていて、しばしも歩みを止めないというのは、いかがなものか。危険と機会の両方に目をやるためには、淵ではゆっくりあるかないといけない。
金井壽宏(2002)『働くひとのためのキャリア・デザイン』PHP研究所pp71-72

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ヒューマン・アセスメント研修の受講を通じてあらためて再認識した自身の強み、弱みを意識し、時局に臨みたいと思います。