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vol.62011年11月14日(月)

 20代のころから、私は岡本太郎の「夜」という絵が大好きです。

 岡本太郎「夜」
 http://www.google.co.jp/search?q=%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E5%A4%AA%E9%83%8E+%E5%A4%9C&hl=ja&sa=X&biw=1280&bih=634&prmd=imvnso&tbm=isch&tbo=u&source=univ&ei=Bp-_TsPkM6TNmQWG7839Aw&ved=0CEEQsAQ
 ※上記アドレスは一続きです。

 どうしようもなく、「夜」を見たくて見たくてしょうがなくなる時があります。

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 10日ほど前、いろいろなことが立て込み、どうにもこうにも煮詰まってしまっていました。
 冷静さを欠いています
 
 判断力が鈍っています
自分を信頼することが難しい


 そこで、衝動的に、「いつもやっていることと何か違うことをせにゃならぬ」と、生田緑地に行ってみ
ることにしました。

 生田緑地
 http://www.city.kawasaki.jp/71/71tama/home/ikutaryokuti/

 向ヶ丘遊園駅(小田急線)から、ブラブラ歩いて、15分ほど。
 生田緑地に到着です。

 緑豊かな、多少紅葉がかってきている木々。
 ひんやりとした空気。
 せせらぎ。
 コオロギなど、秋の虫の音色。
 家族連れを中心に、思い思いに、秋の一日を楽しむ大勢の人たち。

 結構な坂もあり、よい運動になります。


 何の目的もなく、1人で、自然を感じながら、ブラブラ歩くって、いいですね。

 

 生田緑地には岡本太郎美術館があります。

 岡本太郎
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E5%A4%AA%E9%83%8E

 岡本太郎美術館
 http://www.taromuseum.jp/

 

 岡本太郎美術館に入りました。 
 どうしようもなく、「夜」を見たくなったのです。
 
 岡本太郎「夜」

 http://www.google.co.jp/search?q=%E5%B2%A1%E6%9C%AC%E5%A4%AA%E9%83%8E+%E5%A4%9C&hl=ja&sa=X&biw=1280&bih=634&prmd=imvnso&tbm=isch&tbo=u&source=univ&ei=Bp

-_TsPkM6TNmQWG7839Aw&ved=0CEEQsAQ
 ※上記アドレスは一続きです。
 

 岡本太郎との出会いは、大阪万博における「太陽の塔」です。

 大阪万博
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%B8%87%E5%9B%BD%E5%8D%9A%E8%A6%A7%E4%BC%9A

 太陽の塔
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%AA%E9%99%BD%E3%81%AE%E5%A1%94


 出会いが「太陽の塔」と言っても、その頃私は小学校1年生。
 「太陽の塔」が岡本太郎の制作によるものだなんて、知るよしもありませんでした。

 岡本太郎のことを私が認識したのは、私が大学生の頃、ビートたけしのモノマネを通じてです。ちょ
うどこの頃、岡本太郎は結構な頻度でテレビで出ていたのではないでしょうか。


 「おもしろいオジサンだな」「変わったオジサンだな」というのが第一印象ですね。
 
今思えば、巨匠岡本太郎に、事実をわきまえない、何と失礼な思いを持ったものだと、反省しきりで
す。


 20代の頃の私は、ものすごい仕事の量をこなし、とにかく仕事に一心不乱に取り組んでいました。
 上司や同僚に恵まれていたようにも思います。

 
仕事熱心ではあったのですが、組織や体制、制度に対する反骨精神を強く持ち合わせていました。

 
20代に、私が「夜」を見て心ひかれたのは、私の中にある反骨精神が「夜」を見て反応したからの
ように思います。

 

 今あらためて、自分の人生を振り返ってみますと、反骨精神は私のエネルギーの源泉であるような
気がします。


 
今秋48歳になりました。
 いまさら、反骨精神でもないですね (^.^)

 反骨精神の中身が、20代の頃と今ではかなり違ってきているように感じます。

 
20代の頃の反骨精神は、 「容易に人に従わない気骨。権力に抵抗する気骨。株式会社岩波書
店 広辞苑第五版より)」です。
本能に由来するのか、パーソナリティに由来するのかよくは分かりま
せんが、単純に、とにかく人に従わないことを大事にしていたように思います。


 今の反骨精神は、「人に従う・従わない」という視点はかなり薄いですね。

 今の反骨精神は、「意志を強く持ち、凛と生きたい」との強い想いがベースにあります。

 「意志を強く持ち、凛と生きたい」との想いは、齢を重ねるごとに強くなっている気がします。

 
複雑で錯綜する状況下でリーダーシップを発揮するためには、冷静さ判断の的確さ迷いのなさ
必要です。

 そのためには、「自分の軸」を持つ必要があります。


 「自分の軸」って何なんでしょうか?
 「信念」と言った方が一般的、分かりやすいかと思います。


 私には「確かな土台」という表現がしっくりきます。

 「自分の軸」が揺らぐと、冷静さを失い、適切な判断ができず、覚悟できません(迷います)。
 自分を信頼することも、周囲からの信頼を得ることも難しくなります。

 リーダーシップ発揮において「自分の軸」は非常に重要です。

 ひさびさに「」を見て、「自分の軸」の大切さをあらためて感じたました。

 私の「自分の軸」には、「意志を強く持ち、凛と生きる」があることも再認識しました。

 あなたは「自分の軸」を大切だと思いますか?

 あなたは「自分の軸」をお持ちですか?

 あなたの「自分の軸」って何ですか?


  「太陽の塔」は万博記念公園にいまでもあります。

 万博記念公園

 
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%87%E5%8D%9A%E8%A8%98%E5%BF%B5%E5%85%AC%E5%9C%92

 今週末、大阪に行く予定があります。
 時間があれば「太陽の塔」とひさびさに再会してこうようと思っています。

著書

2023年4月発売 
ダイナミック・ケイパビリティのフレームワーク: 資源ベース再構成の組織能力
http://amazon.jp/dp/4502450316
発行所:中央経済社 
統合的な調査・分析の枠組みに基づき、グローバル・ニッチ・トップ企業のM&Aに係るダイナミック・ケイパビリティの実相を、ミドルマネジメントの観点から探究

著書

2014年9月発売 
仕事の基本(経営コンサルティング・ノウハウ2)
http://amazon.jp/dp/4502114219
発行所:中央経済社 

マネジメントの振り返り(内省/ リフレクション)に役立つ!